柳田 昭さんは茨城県筑西市生まれの水彩画家。
安井賞受賞の小川の水門を描いた「水温む頃」をポスターで見て以来、ずっと気になっていた作家さんでした。
その作家さん展覧会に行くことが出来、素晴らしい作品を一堂に見られただけでも幸せなのに、今日はご本人とお会いし、私の作品ポートフォリオまで見ていただきました#^^#
柳田さん、お忙しい中貴重なお話ありがとうございました。
また、紹介してくださったO先生ありがとうございます☆
柳田さんのお話によると、農家の長男ということで家業を継ぐのが当たり前、そんな先が見える人生の中で、何か楽しめることを見つけたいという気持ちから、高校3年生で絵に出会った柳田さん。絵に出会ってからは、一日でスケッチブックを一冊使い切るほどにのめりこんだそう。
農機具の販売会社に勤めてからも仕事の合間を縫って制作を続けます。
ただし春から夏にかけては会社の繁忙期。
そのため2000年以前の作品は秋から冬にかけての季節が多いのにも注目です。。
どれも素晴らしい作品でしたが、一部今回の出展作品をご紹介します。

「早春」P200
柳田さんの代表的なモチーフ水門を描いた作品。
春の初めのころの優しい日差しが感じられます。

「終宴」 F120
これも柳田作品によく出てくるモチーフ。
形が悪く出荷できなかったトマトが畑のわきに打ち捨てられている様子です。

「樹影」 F120
水面に映る樹影の色合いが美しい作品。
周りの風景は描いてありませんが、おそらく田んぼの脇の水路。
いつか見た、そんな気がする風景です。

「ピジョニエ」 変形150

「GRAILLE家の樹」 P120
こちらの2点は柳田さんがフランスに滞在し描いた作品。
フランスの田舎の農村風景です。
「ピジョニエ」とは鳩小屋のことだそうで、作品にある建物は元は水車小屋だったものを鳩小屋に改装したものなのだとか。
真上から差す光といい、神々しささえ感じる絵です。
キリストが誕生したのは馬小屋ですが、そういった奇跡が起こるような場所に感じます。
「GRAILLE家の樹」はとにかく光がきれい。
樹の向こうから漏れる光も、影の色も澄み渡っていました。
「柳田 昭絵画展―故郷讃歌―」は3月25日までしもだて美術館で行われています。
みなさん、是非見に行ってください!
しもだて美術館HP http://www.shimodate-museum.jp/
ご覧いただきありがとうございます。
いい絵を観れて幸せです^^

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