腹八分目

横尾忠則のツイートより。
「絵にも腹八分目がある。八分で止めることができる者はコツを知っている者だが、満腹を求める者はまだ未熟だ。」

同感。


私にも満腹を求めて絵を描いていた時期がある。
自分の主張、思想、考えを詰め込む。
あるいは「描く」ことに、「描ける」ことに酔う。

横尾忠則が「満腹」と表現するように、描く者のおなか(心)が満足するのであって、観る者のおなか(心)が基準ではない。
描く者が満腹になる絵が、観る者にとっても満腹になるとは限らず、むしろ胸やけする絵もある。

しかしながら公募展やアカデミックな場で評価されるのはそういうタイプの絵が多い。
なぜなら観る者及び他の作品に勝たなければいけないから。
食欲を奪うくらいに。



私は結局、アカデミックな場に身を置かなかった(大学には行ったけれども)。
公募展にもほとんど出品しなかった。

それは直感的な選択だったけれど、
今あらためて感じているのは、私は観る者の食欲を奪う絵ではなく、食欲がない人に元気を与えられるような絵を描きたいんだということ。

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牛島憲之「炎昼」 
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福田平八郎「漣」


上に紹介した作品は私が好きな洋画家・牛島憲之と日本画家・福田平八郎の作品。
観る者を打ち負かす力ではなく、じんわり元気にしてくれる力がある。

そう私が感じるように、私の絵で元気になってくれる人がいれば嬉しいな。



久々につれづれ書きました。
読んでくださってありがとうございます!

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Category: つれづれ

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